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2005年 08月 05日
困った時の水野さん頼み
「バカ相談室のルール」 どんなバカな質問であろうと、その道のプロが真剣に答える。 ■相談■ どうしても虹の上を歩く事ができません。 なにかいい方法はないですか? ■解答■ 虹の上を歩くことは、大昔から、人類にとって、空を飛ぶと並んで夢であったことはご存知でしょう。 その歴史は古く、約5000年前、ナイル川流域で発展したエジプト文明の遺跡から出没した絵にも、サメの皮を足に付けて、登っている姿が描かれています。 確かに、この方法では、足のグリップはサメの細かいヤスリのような皮で格段に良くはなりますが虹を登るほどには至りません。 この事は、虹登の歴史を紐解いた、19世紀のアメリカのフリークライマー、エドワード・ルウィンスキーによって証明された。 彼は女の唇ほどの隙間があればどんな壁でも登れると豪語する、当時のトップクライマーである。 彼は、虹を登るという行為において摩擦に着目した点で画期的であった。 なぜなら、虹は光の屈折であるという事に着目して、研究していた学者が軒並み失敗していたからである、学者と違い、彼はフリークライマーであったことが幸いしたようだ。 彼は、素材に着目した。 サメの皮よりもザラザラしているものは何か。 あとは、私の技術があれば、虹の隙間に手をかけ登れると そして彼は最高にザラザラしたものを発見する。 それは、カルピスを飲んだ後に舌に残るアレである。 カゼインと呼ばれる、カルピスを飲んだ後のザラザラを、足につけ、彼は、ついに1877年虹を登ることに成功する。 翌年、彼は、虹を登るために、カルピスの飲みすぎによる糖尿病で命を落とす。 なぜなら、虹を登るほどのガゼインを作るには、40リットルものカルピスを飲む必要があるからだ。またガゼインは1日たつと使い物にならなくなってしまう。 そのため、雨が降るたびに、飲んでいたことが災いしたようだ。 また彼は、体重が増えたことによって、トップクライマーの座もうしなってしまっていた。 これほどの量を飲むことは、体重が軽いほうが良いクライマーにとって、自殺行為であるというのは自明である。 彼以降、虹を登るクライマーは出ていない。
by itokingdom
| 2005-08-05 07:56
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